パワーストーンとは
「パワーストーンとはこういうもの」という正確な定義づけは特にありません。古来より身に着けることによってヒーリング要素を取り入れ、願いを叶えたり、力を与えたりする石を総称してパワーストーンと呼ぶようになりました。水晶を始めとする半貴石が中心となっています。
世界中の古代神殿やいわゆるパワースポットと呼ばれる場所を調べていくと、祈りの対象物や御神体が、石や岩でできているケースが非常に多いのです。日本でも水晶を御神体とする神社があったり、神の降りる場所を「磐屋(いわや)」と呼んだりします。これは、古代の人たちが石に不思議な力があると信じていたため。その古代より受け継がれた考えや風習が、今日のパワーストーンの文化の礎となっているのです。
インド、チベット、中国など古来より伝統儀式や宗教信仰がさかんな地域ではこのパワーストーンがおおいに用いられ、長きに渡り人々の生活の一部として浸透してきました。最近は日本でも、ブレスレットやネックレスなどでパワーストーンをファッションの一部として身に着けている方が増えています。
パワーストーンの浄化方法
パワーストーンを入手したら、まず初めに簡単な浄化を行うことをおすすめします。石は採取された後、様々な人の手を経て貴女の元へたどり着きます。その過程で多種多様のパワーと混ざり合っているかもしれません。それを浄化することで石を元の状態に戻してあげましょう。
これから自分と共に生活する石への挨拶も含め、なるべく浄化を行ってください。自分を石の立場で考えたとき、他人の元へ行き。唐突に願いを押しつけられるよりも、まずは仲よくなってからの方が聞き入れやすいということと同じです。石と上手く同調できれば、安心感を得られたり、気持ちが癒されたりします。
石も1ヶ月に1~2回くらいは浄化でリフレッシュさせてあげてください。ブレスレットやネックレスなど、いつも身につけているタイプのものは、特に石がストレスを与えられやすいので、1週間~1ヶ月に1度くらいクラスターやスマッジングなどで浄化してあげるとよいでしょう。
月光による浄化方法
新月以外の月の光にさらしてください。
特に満月の光は強力なエネルギーを石に充填してくれるのでおすすめです。ただし、外に出しっぱなしにして雨風に当たらせてしまっては逆効果ですから要注意。
スマッジング(スマッジによる浄化方法)
手軽でおすすめの浄化方法です。
適量のホワイトセージを用意していただき、それを灰皿などの上で火をつけます。火力は煙が出る程度でOK。ホワイトセージから緩やかに煙が立ち昇っていることを確認できたら、その煙を浄化したアイテムへあててください。スマッジングによる浄化は場の空気も浄化できるので、一石二鳥といえます。
クリスタルによる浄化方法
クリスタル(水晶)はそれ自体が強力な浄化力を持っているので、浄化したい石をクリスタルの上に乗せたり、側に置いたりします。時間は1日~3日くらいが目安になるでしょう。浄化に使うクリスタルはクラスター状のものが最適ですが、タンブルをマット状に敷いたものでも問題ありません。この方法はオールマイティでどんな石でも浄化可能です。
日光による浄化方法
最もポピュラーな浄化方法となります。
軽く水洗いした石を午前中の太陽光に当てます。こうすることで石の疲れが取れ、自然のエネルギーが充填されて生き生きとしてきます。日光はなるべく朝早い時間の光がよいとされています。
※アメジストやローズクォーツなどの色石は、日光に当てると変色する可能性があるので、月光浄化法や、クリスタル浄化法、塩による浄化法、土による浄化法などを試してください。
真水による浄化方法
好ましいものは湧き水ですが、ミネラルウォーターや水道水でも問題ありません。
きれいなコップなどに水を入れていただき、その中に浄化したい石を10分~20分程度浸すか、緩やかに流したままの水道水を石へ当ててください。ただし、水に弱い石もありますのでご注意を。
土に埋める浄化法
きれいな土の場所を選び、布などに包んで埋めてください。
人に踏み荒らされるような場所や、汚れているような場所は必ず避けて。石のことを考え、埋められていても気持ちのよい場所へ埋めることが重要です。埋める期間は3日以上で、徹底的に浄化を行いたい場合は1ヶ月以上埋めてあげるとよいでしょう。
パワーストーンの注意点
パワーストーンはなるべく自分以外の人にはさわらせないようにしてください。
浄化の項目でも述べてきましたが、他人の手が触れるということは他人のパワーを受けるということになりますので注意が必要です。万一、他人に触れられてしまったことが気になるようでしたら、浄化を行ってあげること。
バッグなどに入れて持ち歩くような場合は、やわらかい布で包んだり、巾着等に入れたりして持ち歩きましょう。
石も大切にされればされる程、力を貸してくれることでしょう。
避けるべきもの
- 水や油
- セレナイト、トルコ石、ルビライトなど
- 日光
- アメジスト、ローズクォーツ、その他の色石
- 衝撃
- ムーンストーン、トパーズ、アマゾナイト、マラカイト、インカローズなど
- 薬品(化粧品含む)
- トルコ石、アマゾナイト、マラカイト、ラピスラズリ、アズラマラカイトなど